overflow-clip-margin
overflow-clip-margin は、overflow: clip の箱で、はみ出した中身をどこで切るかを決めます。箱の枠より少し外まで描かせて、影や飾りが途中で切れないようにするときに使います。
構文
<visual-box> || <length [0,∞]>
<visual-box> = content-box | padding-box | border-boxプレビュー
Open https://example.com/a/very/long/path to see more. The quick brown fox jumps over the lazy dog. 素早い茶色の狐がのろまな犬を飛び越える。きのうは雨でしたが、けさはよく晴れています。
プリセット
右下の角をドラッグするとサイズを変えられます
コード
.box {
overflow: clip;
border: 8px dashed rgb(31 41 55 / 0.3);
overflow-clip-margin: 32px;
}コントロール
<visual-box>padding-box
<length>32px
Open https://example.com/a/very/long/path to see more. The quick brown fox jumps over the lazy dog. 素早い茶色の狐がのろまな犬を飛び越える。きのうは雨でしたが、けさはよく晴れています。
解説
値の書き方
content-box・padding-box・border-box:どの枠を基準に切るかです。省くとpadding-box(内側の余白の外側、枠線の内側)です。- 長さ:基準の枠からどれだけ外まで描かせるかです。省くと 0 です。負の値や % は書けません。
- 2 つは順不同で、片方だけでも書けます。初期値は
0pxで、枠線の内側でぴったり切ります。
プレビューでは、箱に overflow: clip と点線の枠線を付け、箱に入りきらない長い文章を入れています。長さを足すと、文章が枠線を越えて外まで描かれます。
よく使う場面
overflow: clip で中身を箱に収めつつ、項目の影やフォーカスの輪郭(outline)のように少しだけ外へ出るものは切りたくないときに、その分だけ外へ広げます。overflow: hidden と違ってスクロールできる箱にならないので、position: sticky の邪魔もしません。
気をつけること
- 効くのは overflow が
clipの箱(と contain: paint の箱)だけです。hiddenやautoの箱では何も変わりません。Chrome では、横と縦の両方がclipのときだけ効きます。 - 切る線の角は、箱の border-radius に合わせて丸くなります。
- 長さは Chrome・Edge 90、Firefox 102 から、基準の枠を選ぶキーワードは Chrome・Edge 104、Firefox 148 から使えます。Safari はまだ対応していません。
- 仕様の新しい草案では、負の値で枠の内側へ縮めることも書けるようになっていますが、Chrome はまだ受け付けません。